【生産者のご紹介】 弦間農園 弦間敏雄さん

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Q1.主に生産されている生産物は何でしょうか?

桃と葡萄を育てています。
無農薬栽培でも実験的に栽培しています。

Q2.農業に携わるようになったきっかけを教えてください。
元々この土地で父親が養蚕をやっていました。自分は高校を卒業してから農業の世界に入り、今に至ります。

Q3.農園の特徴を教えてください。もし何か他と変わった農法などがありましたらそちらも教えてください。
桃や葡萄を農園直送でお客様に届けています。
桃も葡萄も木づくりにはこだわりがあり、桃は背を低く日が満遍なく当たるように伸ばしています。

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葡萄は、従来の縦横無尽に枝を伸ばす方法から、ムカデの足のように枝を整列させて伸ばして栽培していく方法に移行しています。こうすることで、枝の剪定などが誰にでもわかりやすく指示してできるようになります。

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また、桃の無農薬栽培は7年間ほど行ってきていますが、やはりどうしても虫がついてしまい難しい。農薬は体にくる、ということは農家誰しもわかっているのですが、農薬を使わないで作る方法にマニュアルがない。中々出荷にまで至らなかったのですが、昨年から「緑の匠」土屋氏の指導のもと、土壌検査と肥料設計を見直したところ、中々良い成果が出ております。今後も少しずつではありますが、前進していきたいと思っています。

農家にも色々な農家がおりますが、自分はただ作るだけでなく、常に実験をし、収量を増やすためには、品質を上げるためにはどうすれば良いか、ということは常に考えていかねばならないと思っています。農家にも国家試験の資格があったらいいな、と思うこともあります!(笑)

Q4.農業以外で何か活動されてることがありましたら教えてください。
農業に関わることになりますが、農産物の生産と消費の循環を作る「バイオマス構想」というものを提案する活動をしております。
この土地で採れた農産物を宿やレストランで消費してもらう。そこから出た残飯を「※EM菌」を使い分解、肥料にし、また土に戻す。この循環を地域全体でできたら、と考えております。
(※乳酸菌や酵母など人にも環境にもやさしい微生物たちの共生体)

Q5.弦間さんが農業を通して伝えていきたいことは何でしょうか?
葡萄や桃の本当のおいしさを伝えたい、と思っています。
葡萄などはどんな土地でも作れてしまいます。名産地として残っていくためには、いいものを作って示していくこと、発想を変えて工夫をしていくことが大切だと思っています。

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